HACCPの必要性

「食品衛生法」の改正により、食品に関連する幅広い業種でHACCPへの対応が求められました。対象となる事業所は、2021年6月13日までにHACCPへの対応として、少なくとも自主的な運用が必要です。



HACCPとは

HACCPとは、Hazard Analysis and Critical Control Pointの略で、危害分析とその重要管理点方式を行う管理手法を指します。食品製造工程のあらゆる段階で発生する恐れのある微生物汚染等の危害(Hazard)をあらかじめ分析し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのようなに対策を行えば、安全な製品を提供できるかの重要管理点 (Critical Control Point)を定めるのです。これらを監視、検証することによって衛生管理を行います。この手法は、国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(CODEX)委員会から発表され、各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。



HACCP認証の受審対象

  1. ①食品製造のうち、加工食品業及び食品添加物(認証対象はご相談下さい)
  2. ②容器・包装資材の製造業


JCQA HACCP認証 とは

受審組織のHACCPの導入の確からしさと、自主的な運用を評価し、HACCP基準 A、及び B を満たしていれば認証します。審査員はHACCPトレーニング研修を受講・終了した専門家が担当します。

<HACCP導入の手順>
JCQAは、7原則12の手順を確認します。構築から認証までは受審組織により異なりますが、概ね半年から1年以内です。
STEP 内 容
STEP1 HACCPチームを編成します。
STEP2 製品を記述します。
STEP3 意図する用途を明確にします。
STEP4 工程図(フローダイアグラム)を作成します。
STEP5 工程図を現場で確認します。
STEP6 危害を列挙し、危害要因分析の実施して管理措置を行います。
STEP7 CCP(重要管理ポイント)を決定します。
STEP8 各CCPに対する管理基準を決定します。
STEP9 各CCPに対するモニタリング手法を決めて実施します。
STEP10 是正措置を設定します。
STEP11 検証手順を設定します。
STEP12 証拠となる書類と記録を保管する体制を決めて実施します。

認証までの流れ

第一段階審査 :
STEP1~5まで
(構築が出来ていない組織へのオプションです) 約0.5MD
第二段階審査 :
STEP1~12 STEP5までで決めたことが実施されているか、是正処置、検証、記録の妥当性を確認します。
ハザードの大きさにより算出します。プロセスがシンプルな場合は、
約1.0MDです。
サーベイランス:
年1回
更新審査   :
3年に1回
登録評価会  :
初回及び更新審査時に、外部専門家により登録の評価を実施します。
審査費用   :
審査対象、工数により算出いたします。お気軽にご相談下さい。

【注記】 ISO9001+HACCPの同時審査も可能です。

<認証取得により期待できるメリット>

  1. ①食品の安全な提供に関するリスク低減が図れます。
  2. ②業務効率の改善、組織体制の強化が図れます。
  3. ③仕事の見える化が可能となり、業務継承が図れます。
  4. ④継続的な改善による企業価値の向上が期待できます。
  5. ⑤法令順守(コンプライアンス)を推進できます。
  6. ⑥海外企業を含み取引先の要件に応えることが可能となります。

見積はこちら

ご希望の方は、下記用紙(PDFもしくはWordファイル)をダウンロードして、必要事項をご記入の上、FAXにてお送りください。(FAX番号: 03-3580-0974)



受審の手引き

下記よりダウンロードしてください。



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