ISO55001は、道路、下水道、橋などの社会インフラや民間企業の所有するプラント、施設などの諸資産(アセット)を主な対象とし、長期的な視点で最大の資産価値を生み出すことを目的として制定されたマネジメントシステムの国際規格です。
- 昨今、橋やトンネルといった社会インフラの老朽化が問題視されていますが、企業においても、特に大規模な設備に関しては同様の状況になっている例が多く見られます。設備は、定期交換等の予防保全を行うことで延命させることが可能ですが、その一方で限られた予算内で効果的な補修を施すことは簡単ではありません。少額のコスト削減のために補修を先送りし、数年先に莫大な補修費用が掛かるようなことは避けたいものです。こうした状況の中、対象の資産(アセット)を、そのライフサイクルの中で効果的に維持するための管理の枠組みを示した規格であるISO55001が誕生しました。
国内では、建設業や建設コンサルタント業に対して既に入札条件となり始めており、先んじて認証取得することが競争力強化に繋がります。