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国際標準は何のためにあるのでしょう?

国際標準の歴史

工業化社会が発展し、製品などが国境を超えて交易されるようになると、製品の作り手が示す品質と買い手の求める品質が国際間で共通であることが必要になりました。経済活動が国内交易で完結せず、国際貿易へ依存するようになることの必然的結果です。そして、このために、品質、性能、安全性などの製品標準とそれらの標準の表現手段である試験法、あるいは用語なども国際的に合意を作ることが必要になりました。こうして生まれたのが国際標準(Global standard)です。

代表的な国際標準化機関

国際標準の制定機関としては、ISO(国際標準化機構、International Organization for Standardization)、IEC(国際電気技術会議、International Electro-technical Commission)、ITU(国際電気通信連合、International Telecommunication Union)が有名ですが、その他にも多数あります。

国際標準の規定レベル

国際標準制定機関が制定する標準は、多くの組織でその時代の技術を背景に経済的に作り出せるレベルで、大多数の市場が受け入れ可能なレベルで合意されるものですから、決して高度な品質目標を決めるものではありません。ただし、先進経済国の組織にとっては、規格制定に参画しないと自国の組織が不利益を被る可能性がありますし、輸出入に障害が発生します。なお、後発の組織や発展途上国の組織にとっては、グローバル市場に参入できるための到達目標を与えてくれるものであるとも言えます。

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