ISO コラム

HACCPの義務化が決定

HACCPは、危害分析HA(Hazard Analysis)と重要管理点CCP(Critical Control Point)の考え方を基盤とした7原則12手順から成る食品安全管理の手法です。従来の食品安全の考え方は、製造する環境を清潔にすれば安全な食品が製造できるであろうとの考えのもと、製造環境の整備や衛生の確保に重点が置かれてきたもので、製造された食品の安全性の確認は、主に最終製品の抜取り検査により行われてきたものでした。しかしながら、製品の全てを検査することはできませんので、これまでのやり方に加え、原料の入荷から製造・出荷までのすべての工程において、あらかじめ危害を予測し、その危害を防止するための重要管理点を特定して、そのポイントを継続的に監視し、異常を検出認したらすぐに対策を取ることによって、不良製品の出荷を未然に防ぐことを目指した手法がHACCAPです。
米国やEUでは既に義務化されているHACCPですが、2018年6月に改正食品法が衆議院にて可決され、日本でも2020年6月からHACCPによる衛生管理が全ての食品関連事業者に義務付けられるようになりました。こういった状況において、HACCP手法を組み込んだ規格であるISO22000の重要性が益々増加していくことが予想されます。