SPC(Sustainable Plastics Certification)認証
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SPC認証とは
現状の課題
経済産業省の指針であるサーキュラーエコノミーに則り、プラスチックの再生は重要な課題です。国内の廃プラは年間820万トン、内マテリアルリサイクルは180万トンですが、国内循環利用は53万トン(30%)に過ぎず、更なる拡大が喫緊の課題です。
プラスチックの再生利用倍増へ ▶︎

SPC認証の目的と概要
SPC(Sustainable Plastics Certification)認証プログラムは、プラスチック循環資源の再生について、適正なマテリアルリサイクルシステムを構築し認証するプログラムです。事業所(工場)単位で認証します。
※日本化学キューエイ株式会社(JCQA)は一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)から認定された唯一の認証機関です。

SPC認証体制
SPC認証の適正な運営管理については、SuMPOが責任を持つものとし、有識者等を中心とした「SPC 認証機関認定会議」及び「SPC 認証技術委員会」の審議を経ることにより、文書や認証機関の認定等に対する信頼性・透明性・公平性を担保します。

再生プラスチックの流れ ▶︎
SPC認証の特徴
- 1)再生プラスチックの価値と信頼性を高め、使用者側(ブランドオーナー、成形加工メーカー等)の適正な価格評価と使用量の拡大を目指します。
- 2)エンドユーザー(製品機能使用者)の再生プラスチックに関する理解を促進することを目的としています。
- 3)プラスチック製造、販売等に関わる会員で成るSuMPOが技術支援を行うので、市場ニーズとマッチした認証制度です。
認証基準および認証レベル
SPC認証は、SPC認証基準(6原則10STEP)に基づき現地評価を実施します。SPC認証基準には、品質、安全、安定供給、環境および認証区分ごとの品質向上への取り組みを総合的に評価する項目で構成されています。大きく3つの認証のカテゴリーを設け、資源化、原料化、コンパウンド化で認証されます。

認証取得の効果
社内的なメリット
- 変更管理へのより確実なものとなる
- 作業の標準化が進む
- 多能工化への展開が期待できる
- ヒューマンエラーの防止につながることが期待できる
- 工程異常への対応の体系化ができる
社外的なメリット
- SP認証制度への参画で事業所のイメージ・信頼度の向上が期待できる
- 顧客のSPC認証制度への信頼感から販路拡大が期待できる
- 顧客満足の向上が図れる
認証取得の流れ
- 1審査見積り依頼
- 2審査登録委託契約締結
- 3第一段階審査
- 4第二段階審査
- 5フォローアップ審査
- 6判定
- 7登録及び認証書の交付
- 8維持審査
- 9登録の更新