この度、マネジメントシステム規格の意図した結果を達成する能力に対する気候変動の
影響を考慮する必要性に対処するために、既存のマネジメントシステム規格への追補が
国際標準化機構(ISO)より2024年2月23日に一斉に発行されました。
また、国際認定フォーラム(IAF)とISOは、追補版に対する共同コミュニケを発表し、
また、国際認定フォーラム技術委員会(IAF TC)は、追補版の適用に伴う認証された
適合組織、認証機関及び認定機関に対する決定を発表しました。
それらを受け、JAB及びISMS-ACは、IAF及びISO共同コミュニケに基づく、
追補版に伴う認証及び認定の対応についてそれぞれ2024年4月2日付け、2024年
4月1日付けで発表しました。
その内容を添付の通り、連絡するとともに、JCQAの対応を下記の通り定めましたので
ご対応の程よろしくお願い申し上げます。
【受審組織様へのお願い】
組織として、内外の課題、利害関係者のニーズ等に気候変動をどのように考慮している
かをトップインタビューや管理責任者へのヒヤリングの中で確認させていただきますので
ご対応をお願いいたします。
なお、JCQAは、本運用を5月7日(火)以降の審査に適用いたします。
【規格変更の内容】(*追加部分は参考訳です。)
4組織の状況
4.1 組織及びその状況の理解
組織は、組織の目的に関連し、かつ、そのマネジメントシステムの意図した結果を達成
する組織の能力に影響を与える、外部及び内部の課題を決定しなければならない。
追加:組織は、気候変動が関連する課題かどうかを決定しなければならない。
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
組織は、次の事項を決定しなければならない。
― マネジメントシステムに関連する利害関係者
― それらの利害関係者の、関連する要求事項
― それらの要求事項のうち、マネジメントシステムを通して取り組むもの
追加:注記 関連する利害関係者は、気候変動に関する要求事項をもつ可能性がある。
【お問い合わせ先】
ご不明な点があれば、以下までお問い合わせください。
QMSに関して;otoiawase_kikakuq@jcqa.co.jp
EMSに関して;otoiawase_kikakue@jcqa.co.jp
OHSMSに関して;otoiawase_kikakuo@jcqa.co.jp
その他について;otoiawase_kikakuq@jcqa.co.jp
添付資料;「マネジメントシステム規格 気候変動の追補版の対応について」
日本適合性認定協会(JAB)発信文書
情報マネジメントシステム認定センター(ISMS-AC)発信文書