アウトソース管理
2000年版で記述されるようになったアウトソース管理は、94年版で説明していた下請負管理と基本的には同じです。お客様から請け負った製品の実現と納入の責任は、請け負った内容の一部を外部に委託に出したとしても、管理責任を免れるものではありませんから、管理のためにどの部署が何をしなければならないか明確にしておいてください、と規格は要求しています。お客様の目から見れば当然のことを主張しています。アウトソースしたから責任はないよ、と言ったらお客様は怒るでしょう。アウトソースは購買関係であることが多いですから、具体的にはシステムの購買の項で記述することが多いです。
なお、請け負った製品を実現するために、システムのスコープ(範囲)にない会社の他の部署の協力を得なければならない場合は、まず、スコープの中に含められないことの正当性を説明できるかどうか考えてください。そして、正当性を説明できる限りは、そこを社内のアウトソース先と捉えることができますが、そのときも、社内の業務分担に従っていることのみでは管理をしていると言えません。スコープ内のどこかの部署が、アウトソース先の部署でISO9001の該当項に規定されているようにきちんと仕事が行われるように管理していることを示せなければなりません。

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