ISO45001:2018の概要

ISO 45001は、労働安全衛生マネジメントシステムのISO規格で、2013年6月に規格を開発するISO/PC283の設置が決定され、従来のフォーラム規格OHSAS 18001や2001年にILO(国際労働事務局)が発行したILO-OGH 2001を参考に、 ISO規格として開発が進められました。
当初の予定より約1年遅れて、2018年3月12日に発行されました。
 従来のOHSAS18001と異なっている点は、ISO 45001:2018は、ISOマネジメントシステム規格に対するISO/IEC専門業務指針第1部の附属書SLに従って作成されており、品質(ISO 9001:2015)や環境(ISO14001:2015)などのISOマネジメントシステムと規格の構成や用語の定義などを共通化していることが挙げられます。これにより、品質や環境などの他のISOマネジメントシステムに取り組んでいる組織は、労働安全衛生を含む複合あるい統合マネジメントシステムとしての運用がよりやり易くなると考えられます。
 ISO45001の目的は、労働安全衛生リスク及び機会を管理するための枠組みを提供することによって、働く人々の労働に関係する負傷や疾病を防止すること、及び安全で健康的な職場を提供することです。危険源から発生するリスクの評価を体系的に実施し、効果的な予防保護処置をとることによって、危険源を除去し、労働安全衛生リスクを最小化することは、組織にとって非常に重要です。職場の安全衛生水準を向上させることは、組織で働く人々の安全確保だけでなく、事業継続リスクの低減にも繋がります。

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