WTOと国際標準の関係

WTOと国際標準の果たす役割

第2次大戦後の1947年に設立して、戦後の自由主義国の発展を支えてきたGATT(関税と貿易に係る一般協定)から1996年に発展的に生まれた、国際強制力を持つWTO(世界貿易機関)のTBT(貿易の技術的障害の排除、Technical Barrier to Trade)協定に、国際標準に関係する重要な規定が2箇所あります。その一つは、2.4条で「加盟国は、強制規格を必要とする場合において、関連する国際規格が存在するとき又はその仕上がりが目前であるときは、当該国際規格又はその関連部分を強制規格の基礎として用いる」と規定して、貿易に関係する場合は、国内規格より国際規格を優先させることを求めています。もう一つは、5.4条で「加盟国は、産品が強制規格又は任意規格に適合していることの明確な保証が必要とされる場合において、国際標準化機関によって発表された関連する指針若しくは勧告が存在するとき又はその仕上がりが目前であるときは、当該指針若しくは勧告又はこれらの関連部分を中央政府機関が適合性評価手続の基礎として用いることを確保する。」と規定して、輸出入などの際の標準適合性のための評価の手順を国際規格に則して規定するように求めています。
この結果、ISO標準のCASCO(適合性評価委員会)が所管する適合性評価のための規定が一躍注目を浴びるようになりました。

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