統合審査とは

 品質、環境、労働安全衛生、情報セキュリティ、食品安全、エネルギー等、ISOで発行するマネジメントシステム規格が多くなってきました。組織様ではこれらを適用して、それぞれのマネジメントシステムを国際的な説明責任のあるものにしようと取り組まれているでしょう。それぞれのマネジメントシステムは、実務的には異なった側面を持っていますが、その中心になるトップマネジメントの取り組みは基本的に共通性を持っています。このため、各マネジメントシステムを、基本部分は共通にして、実務的な側面はそれぞれの特徴を持った計画にして行くことで、統合したシステムとすることが出来ます。特に、マネジメントレビューや内部監査等、トップマネジメントの取り組みは統合した方が合理的に行える可能性があります。2015年版MS規格はAnnex SLを骨格として作られたために、このような取り組みを行い易くなっています。

 システムが統合されると、従来、マネジメントシステム毎に別々の機会に受けていた審査を統合して受けたい、と考えるのは当然の流れです。各マネジメントシステムを、トップマネジメントの下に統合して取り組みたいと望まれる組織様、或いは規格毎に専門性を分けて取り組む必要性の薄い組織様では、特にそのようなご要望が出てくると予想されます。

 IAF(国際認定フォーラム)では従来、マネジメントシステム規格毎の専門性を重視してきましたが、2013年にMD11という文書を発行して、統合したマネジメントシステムを構築している組織様には、統合の度合いにより最大2割まで審査工数を合理化できる「統合審査」を解禁しました。ただし、基準はあくまでそれぞれのマネジメントシステム規格ですので、審査のアウトプットは品質や環境等の個別のマネジメントシステム認証であり、報告書は一本化しても、「統合マネジメントシステム認証」のような表現はできない事になっております。

 
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