審査員の資格認定

審査員の採用と能力資格について

当社では、審査員を常駐正社員としています。これは、審査に責任を持つためには日頃のコミュニケーションと研修が不可欠だと考えているからです。審査員の確保には次のような努力を払っています。
まず、原則として、IRCA(国際審査員登録機構)に登録されている審査員資格者であることを選択の開始条件にしています。ただし、IRCA登録の主任審査員資格者だからといって無条件に採用することはしません。これは、審査員の資格認定の主体的責任は審査登録機関にあると当該関連ISO/IECガイドに記述されていること、及び、JCQAの描く審査の力量はJCQAにしか判定できないと考えているからです。
審査員の採用は自薦では行いません。品質、環境などのマネジメントシステムに関してJCQAとして責任を持てると考えられる人物に働きかけて審査員となっていただいています。これは、品質、環境などの管理技法の知識があり、実際に適用した経験のみならず、これらの業務を効果的に運営させるマネジメントの仕組みを構築した経験がなければ、表面的な審査しかできないことが理由です。ここで求められるマネジメントの仕組みというのは、そこにいる人、その組織の歴史、その組織と関連する組織との力関係など、多くの影響因子を元に、有効なマネジメントを機能させていたかどうかということです。履歴書等だけでは分からない対象者の人格を知っていることを重要な判断のツールにし、面接の時に、充分に話し合い決定しています。
審査員として採用した後は、まず第三者認証登録ということを改めて勉強し認識を深めてもらいます。これは、企業の中にいる間はどうしても、その企業の利益を中心に考え、第三者のために認証審査をするという考え方の必要性が薄く、そのままではコンサルテーションのような審査になってしまう危険性が高いことによります。
その後は、審査の実技指導に移りますが、最初は文書審査の実習と現地審査の観察から始めます。次に、厳選された主任審査員の監視のもとの審査に移り、最終的には審査チームリーダーを経験し、力量が満たされたことを確認して審査員としての単独での審査が認められます。
なお、審査を開始したあとも、検証審査員による立ち会い審査が行われ、審査の力量が継続的に評価されます。
審査員になった後も研修は続きます。まず、審査結果を検討する毎月の登録委員会は、全審査員が傍聴することを義務づけられています。この登録委員会は、多面的な委員が参画していますので、質疑応答される審査のアプローチや対象組織のお客の視点などが大変有効な研修になります。また、月例の研修会が開かれ、各種のテーマで情報の交換が行われます。更に、年2回の宿泊研修会があり、ここではケーススタディや外部講師の講演などで学び、より深い研修を行います。
なお、各種マネジメントシステムの適合性審査の基本として「品質マネジメントシステム」審査資格を重視しています。このため、「環境マネジメントシステム」、「労働安全衛生マネジメントシステム」、その他のマネジメントシステム審査員は「品質マネジメントシステム」審査員の資格をあわせ保持していることを原則としています。
以上のように、当社は審査員資格認定、教育を行っています。

Copyright(c) 2017 JAPAN CHEMICAL QUALITY ASSURANCE LTD. All rights reserved.