品質目標について

ISO9001は製品の品質の提供に関するマネジメントシステム規格ですから、品質目標は、製品の品質に関する目標を指しています。「目標」という曖昧な表現が使われているのは、契約型の製品も市場型の製品も対象にしており、契約型の場合はお客様から目標が要求という形で示されますが、市場型の場合はお客様が要求を提示することがなく、生産者が自ら製品の目標を設定しなければならないという、対象製品の多様性を考えた標準規格記述が必要だからです。また、量産品の場合は、システムを作ったときに目標が明確になっていますが、単品受注型の製品の場合は受注の都度、作る製品の目標を設定しなければならないという違いもあります。自分たちの作る製品がどういうタイプの製品かをよく考えて品質目標を考える必要があります。
なお、不良率などのマクロ統計量を品質目標とすることについては、企業の品質管理として推奨されることですが、ISO9001の主テーマではありません。ISO9001はお客様に納める一つ一つの製品の要求事項満足をテーマとしています。内部目的としての年度の不良率目標をシステムに組み合わせて行くことは大いに推奨されますが、ISO9001の規定している範囲外と認識して、製品の品質目標を明確にして下さい。

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